原爆記念日に思うこと

2016-08-09 13:29:260 Comments

71年前の8月6日広島に原爆が投下され、今日8月9日は長崎に原爆が投下され、30万人がな犠牲になりました。また、東京大空襲では、10万人がB29の爆撃により犠牲となりました。東京ほか、横浜、川崎、名古屋、四日市、神戸、その他日本各地の所要都市が空爆にさらされ多くの人が命を落としました。

先の太平洋戦争で310万人が犠牲になりましたが、日本が、朝鮮、台湾を植民地支配し、中国およびアジアへの侵略戦争で2000万の人々が犠牲になりました。

310万人の日本人の犠牲者のうち、140万人は戦闘によって命を落としたのではなく
餓死や病死であったといわれています。あの戦争はいったい何のための戦争だったのでしょうか?

日本のみならず、第二次世界大戦で、犠牲になられた幾千万の人々に思いを巡らすとともに、人類は、なぜ野蛮な戦争を終わらすことができないのか、どうしたら本当に、平和を求めることができるのかを深く考えたいと思います。

犠牲になるのは、善良な庶民。戦争に駆り出されるのは大切な若者です。
善良な庶民は、だれも戦争など望んでいないのに、なぜ、戦争が起こるのでしょうか?

昨今、安倍政権は、戦争法案を次々と可決し、「平和憲法」を捨て去り、戦争のできる国つくりに拍車をかけ、徴兵制も具体的に検討していること驚き、皆様とともに、大いに警戒していかなければならないと思います。整体院のブログであるのに、黙っていられなくなりました。

私自身、戦争について、学校でも教わっていないし、本当に何も知りませんでした。

原爆や空爆でアメリカに攻撃された被害国であるかのように思っていました。

日清・日露の戦争についても、何故起こったのかも知らず、どのような戦争だったのかも、何一つ知らなかったことに、愕然としたのです。そこで、最近になって、歴史の学習をしなおしているのです。

実は、日本は、アジアにおける唯一凶暴な加害国であったということが、わかり、また、愕然としたのです。中国が日本に攻めてきた訳ではありません。

自国の領土に武力をもって攻め込まれ、資源が略奪されたり、住民が殺害されたりするのを防ぐために、やむなく防衛のために応戦するのを「自衛」のための戦争といい、頼まれもしないのに武略を持って攻め入ることを「侵略」戦争といいます。

なのに、最近は、安倍政権が歴史を書き換えを推し進め、「侵略ではなかった」「自存、自衛のための戦争だった」という情報が、ネット上にも、書店にもあふれかえり、戦争を知らない世代は、それ以外の情報を知ることすらできにくくなっています。

なぜあのように、中国全土に侵略し、さらに広大なアジア全域まで占領しなければならなかったのか?何故日米開戦になり、アメリカに原爆を落とされることになっかのか?

戦争について知れば知るほど、恐ろしい真実が隠されていることに気づきました。


もうすぐ、8月15日、終戦記念日ですが、奇しくも、1937年8月15日、日本軍は南京空爆を開始し、第2次上海事変から12月の南京陥落まで、100万の軍隊を派遣し、包囲殲滅戦を行ったのです。




「南京大虐殺」があったことは、歴史的事実で、世界中にニュースとして流れ、当時からその残虐行為は、世界中から非難されていました。ところが、厳しい言論統制と検閲により、日本人には一切知らされず、日本では南京占領を祝う「提灯行列」が行われ、国民は勝利に沸いて、さらなる戦争拡大へと突き進んで行ったのでした。


「南京大虐殺」はなかった、中国のでっち上げだと、安倍政権はしきりに中国を攻撃し、また、侵略ではなく「アジアを開放した正義の戦いだった」などと、歴史を歪曲し、ユネスコにも文句をつけ、教科書もすでに書き換えが始まっています。

このこと自体が、中国との緊張を増加させ、日本の行った戦争の犯罪行為の一切を隠ぺいし、美化することで、戦争の体験のない国民丸ごと「洗脳」して、「これから作り出そうとしている戦争」に総動員するための犯罪行為であるように思えてならないのです。

悲惨な戦争被害とともに加害の歴史にも目を向け、二度と戦争が起こらないようにするにはどうすればよいのか、子や孫を戦場に送らないために、共に考えていきましょう。

参考サイト 

ノーモア南京の会 東京

南京事件−日中戦争 小さな資料集


ゆうのページ yu's page

Blog Categories

トップへ戻る