やっぱりパイプラインだった シリア 情勢の裏

2013-09-02 15:36:250 Comments

ゼロ磁場発生装置・テラファイト(動画)
     ●テラファイト



やっぱりパイプラインだった シリア 情勢の裏 

戦争は、偶然起こるのではありません。「略奪する目的」と「長期的な計画」をもって、世界中の国家と謀略組織を使って、庶民にバレないように隠しながら、強引に起こすものなのです。

チュニジア、ギリシャ、リビア、すべてアメリカがテロリスト・反政府活動家を送り込んで、政府を攻撃してきました。

「化学兵器」の使用をでっちあげて、アメリカはアサド政権への攻撃の口実としていますが、核兵器は良くて、化学兵器はワルイ?そんなバカな話はありません。

「人道」とか、「人権」とかの美辞麗句を掲げて下心を隠しているのですよ。「大嘘」に騙されてはいけません

「パイプライン」=石油・天然ガス利権の強奪とシリア転覆・のっとり作戦のための戦争なんです。

そのために多くのシリア国民が犠牲になり、国土が破壊され、参加国の兵士の血も流れます。

イギリスも、ドイツも、NATOも国連安保理決議がなければ、攻撃に参加しないと表明しています。安倍政権はアメリカに従うと表明していますが許しがたいことです。

  LIVE NOTEさんより



2011年7月、イラン、イラク、 シリア がイラン産の天然ガスを西へ運ぶため、イスラム パイプライン(Islamic Pipeline)建設に合意を示した。

このパイプライン建設計画はイランの南パースで産出される天然ガスをイラク 〜 シリア を通り、そのまま地中海を抜けてギリシャまで伸びるという5,000kmに渡る壮大なパイプライン計画である。

しかし、このパイプラインの計画を快く思わない人達がいたのがこの シリア の内戦の引き金を引いた。


イラン の天然ガスを切ったトルコ

そもそもこのパイプライン建設計画であるが、 イラン はその隣国であるトルコに既に敷設されているパイプラインで簡単に天然ガスをヨーロッパへ輸出することができたのである。しかし、アメリカ&イスラエルの主導するイランへの制裁に同調したトルコは天然ガス取引を含めたイランとのあらゆる取引を拒否。そのことから、最大の天然ガス消費地域であるEU諸国への輸出手段として、このイスラムパイプライン計画に3国が合意に至ったものであり、そもそもEU諸国が イラン への制裁を行わなければこのパイプライン計画は成立しなかった可能性が高い。


シリア で交差するアラブパイプラインとイスラムパイプライン

ここで問題となるのが シリア の立場である。なぜなら シリア共和国 にはエジプトを起点としてヨルダンから北へ伸びるアラブパイプラインがあり、すでにこのパイプラインをトルコのパイプラインへ接続する計画が進行中であったからである。これはEUにとってみても戦略的に重要な天然ガス源となるはずであった。なぜならエジプトから伸びるこのアラブパイプラインがトルコ国内を東西に走るパイプラインと繋がれば、EU諸国はロシアの息のかかっていない天然ガスを手に入れることができるからである。


シリア への攻撃はイスラムパイプラインに調印したアサドへの報復

話をイスラムパイプラインに戻すと、このアサド大統領が調印したパイプライン計画の規模は100億米ドルにも上るため、シリアとしても中々旨味が多い。

何せ、いつ実現するのか怪しいナブッコ(Nabucco)パイプラインに比べて3割も多い輸送量を誇るパイプラインとなるからである。しかしである。

この計画はシリアからトルコへ向かって北上するのではなく、そのまま西に向かって伸びていく計画であるのだが、これを何としても阻止したい勢力がいるのである。

自由シリア軍(FSA)を支援するトルコ、カタール、サウジアラビアとNATO

ヨーロッパへ供給される石油と天然ガスのパイプラインのハブを担うことで影響力を高めたいトルコ、イランが天然ガスの輸出経路を持つことを快く思わないサウジ・カタール、これ以上自分たちの消費する天然ガスをロシアに牛耳られたくないNATO、そしてイランの宿敵とも言えるイスラエルとその下僕であるアメリカが自由シリア軍(FSA)を金銭面、物資面で支援しているのは周知の通り。


アラブパイプライン(北へ伸ばす)か、イスラムパイプライン(西へ伸ばす)か

このように、一見シリアのアサド政権とそれに反旗を翻した反体制派の対立に見える構図は、実はシリアへ伸びるアラブとイスラムの両パイプラインを北と西のどちらへ伸ばすかによる利害関係を背景としているのが見て取れる。


肥大化する シリア の対立構造

ロイター通信の記事によれば、イランが主催する会合にロシア、中国、インド、パキスタン、ベネズエラ他30余の国の代表が集い、 シリア に対するNATO及びアメリカの軍事介入を批判する動きがあった。このように、世界中を巻き込んだこのシリアの紛争はこのブログでも今後とも注視していく。

・・・・

米国がアフガニスタンに介入する理由がパイプラインで
天然ガスと石油をめぐってロシアと米国がシノギをけずってる地域だったように

シリアもまたパイプラインという
エネルギー利権での紛争エリアになってしまったみたいです

このパイプライン計画を快く思わないカタールが
アメリカがシリアを化学兵器で攻撃し、それをシリア政府のせいにするという提案を
したのは納得がいくものであります

(続く)

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